丘の上で 裏話

こんにちはこんばんは。てんぐです。
まずは、昨夜公開しました「丘の上で」を読んだから来たぞ!って方、バカ今までもこれからも読まねぇよって方。ようこそお越しいただきました。お読みいただいた方は、ありがとうございます。

……………どうでしたか。これは今まで書いてきた中で1番どうでしたか。と聞きたいものになってしまいました。
タグをつけるのもすごく悩んで、aph・アイスとつけるのも憚られるなと思って17億とだけ付けさせて頂きました。

かなり人を選ぶ作品になったなと思っています。
一応投稿した日付が18日ということで、誕生日に間に合わせる予定だったが仕事が立て込んで結局1時間遅れの18日になった負の遺産という顛末です。
いろんなネタを並べた時に、今一番書きたいのは国としてのアイスだなと思いこうなりました。

元々、国という存在に向き合う推したちをずっと見たかったんですね。長い間生きてきて人間と同じように争いの渦中で剣や銃を持たされていたんだろうな、というのがてんぐの勝手な考えでして。
もちろん、中には国を神聖視する国民たちによって、そんなことはさせないとこもあったと思うんですが、今回は思いっきり戦場に立たせました。

人の形をしているけれど、老うこともせず、不死身の身体をして、生き続ける「国」というこれほど恐ろくて尊いものは無いなと思っておりまして。

そういう中で生きていると国にしか分からない感覚があると思うので、人間の醜い争いや死生観などを書くのはナンセンス…だと思いつつ、彼らの見ている世界を少しでも書いてみたいと思いやっちまいました。

非常に短いので案外すぐに読み終えますが、セリフが無いので想像力だけをひたすらに働かせなければならない不親切極まりない文章になったかと思います。すみません。

なんでこんなに暗いんだよ〜いつものはどうしたんだよ〜〜〜というご意見もあるかと思うのですが最近ですね、劇場版PSYCHO-PASS プロビデンスを鑑賞しに行ったのが1番の要因だと思います。
まあこれはこれで後ほど記事にしますが、これがとんっっっっでもなく面白い作品でした。それにしてもなんて惨い作品なんだ…というものでした。
理不尽だとか正義のあり方だとか、そんな言葉がしょっちゅう出てくる作品ですが、この映画のエンディングはEGOISTさんの「当事者」という歌なんですね。これがもう映画のために作られた伏線が散りばめまくられた歌なんですけれど。

その曲をエンドレスてま聴いていると、どうしても戦場にいるアイスを想像すると当事者だなと思い……まあ要するに映画が面白すぎて引っ張られたってことですな。サイコパスが好きな人は是非観に行ってください。

それと、、
1度書いて公開してから、1晩置いて何度か修正を加えたのもこだわりのひとつです。
修正前の文章はアイスは撃たれた後に、「瞼を閉じた」という言葉で終わるのですが、これだとまるでアイスは戦いを放棄して撃たれて死んだ、かのようになるなと思ったので変えました。
修正後は「這うように身体を起こして歩き始めた」です。いやグッッッッロ。自分で書いていてなんですが、ぐっっろくないか。
結局瞼を閉じても死ねるわけじゃないし、瞼を閉じている間に世界が平和になるわけじゃないし、人間になれる訳でもないので、歩き出さないと国らしくないな、と思ったので無理に歩かせました。アイスにとってはどれだけ痛い思いをしようが、自分は帰らないと行けないので、生きてやろうっていう気持ちですかね。。。

他にもアイスが撃たれる寸前に仲間が庇ってアイスを助けるという展開も考えたのですが、世の中そんなに甘くないよなってことで戦場に独り生きたままというのを描きました。仲間が死ぬ瞬間を書くのもなんだかありがちすぎますしね……。

それと勝手な考えなのですが、不死身の作品と言えば「亜人」というイメージが強いんですが、まあ亜人は不死身の人間たちが亜人たちのための世界を描くため、人間たちと戦ってとにかく死にまくって戦いまくるんですね。
身体が生き返る、すなわち戦場において最強の兵士なので軍で重宝されている。というのが根幹になってくるんですが。これってヘタリアの世界でも同じことが言えるのかな…と思っていて。消耗しない国を戦場に送り出して、戦わせるのは結構あったことなのかなと、ばかまじめに考えるわけですよ。
その都度傷つこうがお構いなしなのかな、なんて。

そのため今回は戦場にいるという情報だけで完結させるのではなくて、国として不死身だということを表現して読み物にしました。

また冒頭にある文章にはアイスとノーレが話していますが、これはノーレとアイスがちっっっさい頃の話ですね。あのヒラヒラの服(名称とかあったらすみません)を着ている時くらいの想定です。そのため地の文も小さい子の感覚で書きました。
彼らは国の象徴ではあるけれど、よくよく考えると帰る家ってないのかな。と思っていまして。物理的に家はあるけれど、そうじゃないよなっていうのから、帰る場所はある。ということにしました。
多分彼らにとっては帰る場所は皆がいるところ、なんだと思います。家族みたいに温かくて信頼しあえる仲間の元はきっと帰るべき場所で。

丘の上というタイトルにしましたが、これは以前書いたアイス誕でノーレがアイスを連行した出会いの丘をイメージしていますが、丘は自分の帰る場所であるノーレや仲間のことをさしています。



ということで以上裏話でした。ダラダラ書いてしまいましたが、少しはお話を読んだ上で解説になりましたでしょうか。何せ過去一で抽象的で分かりにくくて、グロテスクだったので、、少しでも物語が理解出来る解説になっていれば嬉しいです。


いつもと違うフワフワでわちゃわちゃした話ではありませんでしたが、今こうやって幸せに暮らしている過去にはこんなこともあったのか、なかったのか、、なんて思いを馳せていただければ幸いです。
だってみんな生きてんのに楽しいことばかりなんておかしいし、あるわけないからね。
そんな思いもこめて大変な思いをさせてしまいました。アイス、ごめんね。



それでは⛄️

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