掬う椿に幸あれと 裏あとがき

ここに来たということは、本を読了されたということでしょうか!?何はともあれお読みいただきまして、ありがとうございました。


ここからは18禁話になるので未成年の方は何卒ブラウザバックしていただきますように、お願いいたします。





いや~~ついに出しちゃいました。セクシー黄タケ本。


書き始めた動機としては、本分のあとがきでもあったように、完結記念とこの二人が書かれた同人誌が存在しないのは絶対嫌だったので、ぜってぇ書く!ということで随筆にあたりました。


今までの徒然日記でもよかったんですが、少しお話が少ないのとイベントならではの強みということで、腹をくくり18禁に挑戦しました。



タイトルは「掬う椿に幸あれと」と題しましたが、これは造語になりますが「掬う椿」というのは互いに共依存してて暗いところから(水のように掬う)救いあげて欲しいけれどそれが出来ないからただ幸福を願うみたいな、否定され否定し続ける絶望を紛らわせるためにえっちをするという考えの元名付けました。

本編では全然そういう絶望感は無かったんだけど黄云からしたらちょっとした後ろめたさとかがあって、この初夜を皮切りに誘われて数百年も相手をすることになるんですが、大人になった頃にはタケちゃんも祝を意識するようになってだんだん拗れてほの暗くなっていくというのも込めています。
最後の方では回想みたいに終わりましたので、思えばあんな初夜だったけど、今にいたっても私はこの神を救ってやれない…というもどかしさをこめて掬う椿に幸あれと、と椿=タケの幸せを密かに願っている黄云さんからいただいたタイトルです(幻影)



実は私がpixivに一番初めに投稿した小説が現パロもののタケ黄18禁話だったりして、それはもうめちゃくちゃに尖った作品で今見返すと凄く恥ずかしくて、早々に非公開にしてしまいました。。

しかし、それをきっかけに当時はフォロワーさんに見つけて頂いて仲良くなった経緯もあるので、自分にとって実はエロが初めての二人の小説で少し思い入れがあります。


それで今回は黄タケということで書かせていただきました。


てんぐは初夜ネタが大好きで、、、推しカプの初めての夜を知らないと気が済まない性質なので、まずはその初夜を書かないと何も始まらないなということで初夜ネタを書くこといたしました。


きっとこの二人が初めて夜を共にするとなると黄云から誘うことはなくて、興味のある青年タケが誘わない限り、そういうことは起こらないよなぁ、ということで一文字目から「夜伽を教えろ」となりました。


どの小説もそうなのですが、一文字目を書くのって物凄く神経を使うんですよね。これからどんな話が読めるのかとワクワクした気持ちで本を開いた人がその後本を読み進めるかどうか左右されてくるので、、、

ただ上手いこと地の文を書くとか、エグイ描写で心を鷲掴みにする、という芸当はてんぐにはできないので、分かりやすい台詞から始めました。


それで、色々と察した黄云が今回は私が抱きますと申し出て、指南をしていくわけですね。冒頭の部分は割と仕事と割り切って、まぁこう言ってるしやるしかないか、と腹を括り少しずつやらせていくわけですが、どんどん熱に浮かされて本気にしてしまう黄云が書いていて本当に楽しかったです~~~~!!!(大声)


あと、普段はツイッターで二人のことを呟くときに検索避けのためにキ・タと書くことが多いのですが、今回はその必要もないので、ふんだんに二人の名前を書くことが出来て、二人が互いに名前を呼び合って求め合うところが書けて本当に本当に嬉しくて、一人じ~んときていました。えっちすぎるだろ(自画自賛)


この作品にとって名前を呼ぶことは本当に大事なことなので、こういう形で好き勝手呼べるのが最高に楽しかったです。


こだわりとしては、タケは割と堪える感じで「ン」と堪えて下唇を噛む感じで喘ぐことを意識して、黄云は「ア」と割とそのままに喘ぐことを意識しました。

なんたって愛の伝道師で女中たちをとっかえひっかえしてたかもしれない淫乱なので、、気分が乗ってきたらそれなりのオープンに喘ぐだろうな~という理想のもと、ああいった形で喘がせました。

それと、今回黄云視点で話が展開していきましたが、絶対に「彼」は使わないように心がけました。一応神器なりに神だと崇拝しているのでそこで、「彼」が出てしまうとパワーバランスが合わないよなという考えのもと「若君」か「主」を使うようにしてました。


浴衣の色とかも結構考えて悩んだ末、無難な感じにしました。なんせファッションセンスがないもので、、、


お話の展開としては毎度考えながら書いているので、小説や漫画を書く方のように、ネームをねってからとかプロットが出来てから、は私にはできない芸当ですね…。


話の系統や大雑把な流れは決めるのですが、細かい展開はその時その時考えて台詞を先に書いて、そしたらきっとこう動いているのかな、というふうに書くのですが、タケちゃんが関云に春画を隠されている方向で書くとは自分でも思いませんでしたね(え)

書いていくうち、これ実は知らないとめっちゃ可愛いんじゃね?となってあんな形になったんですが、黄云が滅茶苦茶にブチ切れて乱暴にするところはかなりお気に入りです。

そしてクソジジイと思わせたのも凄くお気に入りです。


幻滅されたんじゃないかと心配になって小さい時のように「きうん」とひらがなで書いたところも、個人的にエモく書けたなと満足しています。きっと心細い時は今でもこんなふうに「きうん」と呼んでしまうのだろうな、、とどんどん自分なりにやばい解釈が広がっていく一方でした。


やはり随筆中はずっとキャラと物語のことを考えるので、普段よりも自分の中で推し愛が爆発していて、異常なくらい二人のことを考えていましたね。

完結を目前に現実逃避していたにすぎないんですけどね、、、はは。


あと、、割とこの話はコロコロと展開が変わって、いつものわちゃわちゃした感じが所々挟まれていて読みにくかったと思うのです。


それについては本当に謝りたいです、、、どうしてもエッチな二人が尊すぎて、待って、私が持たない一回休憩させて?という気持ちとそれまで神と神器だった二人が初めてのえっちを目の前に欲情だけで終われる?こんなふうにわいわい騒いでいつもの調子にのりそうじゃない?童貞で青年のタケ何もわかってないしな、、というところで少しギャグシーン多めになりました。

今読み返すとわいわいシーン多すぎるかもしれませんね、、反省、、


抱いていくうちに黄云はタケが好きだとほのかに自覚してしまって、そのまま自分の気持ちに蓋をしましたが、いつの日か結ばれる日が来るのかもしれない、、、

なんたって最終回で結婚していたので、、(強火オタク)



ここからぺろっと随筆中に聞いていた曲を紹介します

ジムノペディ第一番/エリック・サティ

Famme Fatale/中王区 言の葉党

No Pain,Not be Strong/勘解由小路 無花果

パーティーを止めないで/伊弉冉一二三

シャンパンゴールド/伊弉冉一二三

BLACK OR WHITE/観音坂独歩


一番聞いていたのはジムノペディなのですが、しっくりくるジムノペディを見つけるまでに迷走してそれまでヒプマイ聴いてました。

特に無花果さまのNo Pain,Not be Strongのセクシーさが好きで聴いていたんですが、歌詞があるとエロに集中できなくてうううう~~~んとなっていたところ、ジムノペディの存在を思い出して、それ以降はめっきりジムノペディでしたね。

エロとクラシックがあうと謎のライフハックを手に入れてしまいました。すっご~い使うことないねっ!!!


そんなこんなで初の黄タケ本「掬う椿に幸あれと」でした。



会場でお手に取ってくださった方、通販を通して読んでくださった方、皆々様ありがとうございました!!!!!!


今年も夫婦になった二人をてんぐは猛烈に推していきます。

デュエルスタンバイッッドローッ!

次回ッ東京!(時期不明)


2024/01/08 てんぐ










作ってみました!

感想や質問などよろしければどうぞ〜




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