はじめに
この記事は「solsikke」の裏あとがきになります。
毎回恒例のご挨拶にはなりますが、まずは読了したから来たよ!って方、お疲れ様です。読了おめでとう&ありがとうございます。またバカこれまでもこれからも読むこたぁねえよって人も、なんでか興味本意で覗いてしまったことでしょう。
当サークルに足をお運びいただき、こちらのサイトまで御足労いただきまして誠にありがとうございます。
前々回の記事ではせかちゅれぽーと、
並びに既刊の「青の君へ」「ロミオとジュリエットー僕と君とあいつとー」の裏あとがきがございます。もし二冊ともお持ちでかつご興味がありましたらご一読くださいませ。
ここからは本編のあとがき以上に酷い羅列が見られますので、苦手な方は今のうちにブラウザバックお願いします。
この記事は至って真面目ですが幾度も「セックス」「エロス」という単語が飛び交います。卑猥に語るのではなく、字書きが真剣にノルアイ学を考察しています。生暖かい目でご覧ください。
再三申し上げますが、それらが苦手な方は今のうちにブラウザバックお願いします。
さて、今回も今回とて相も変わらず現パロ本となりました。
前回のロミジュリ本に引き続きなので、今後国としての彼らを書いていくことがあるのだろうかと些か不安になるところですが、ま、いつか本筋(?)に戻ることでしょう。国である彼らがお好きな方はお待ちくださいませ。
あとがきに入る前に、今回の表紙と装丁をおさらい。
今回の表紙も素敵なテンプレートをお借りしました。
(lnky Design 様より購入しました。素敵なデザインをありがとうございます)
青、赤、黄色、ときてまるでペルソナシリーズのような並びですがぶっちゃけると意識はしてますね、ここまできたら信号機として並べたいな~となり、今回の黄色に踏み切りました。(といってもかなりクリームだけども)
装丁は凝ったものではありませんが、珍しく入稿に余裕があったので遊び紙に挑戦してみました。花束を包んでもらった時のような綺麗な紙が挟まっていて、私はとても気に入っています。
黄色の紙を挟んでみました。こうすると分かりやすいでしょうか・・・?
あとがきにもお書きいたしましたが、本作は8月インテの準備号になります。
そのため話しすぎると今後の重大なネタバレに繋がるので、なんとか要点だけを抑えて普段よりは少々短めに語っていきたいと思います。(嘘だ普通に長くなった)
今回の作品の生まれた経緯としては言わずもがな、「しお」様の存在があったからでした。(以降敬称略します)
しおさんとは、Twitterアカウントでノルアイの超絶美麗なをイラスト無言であげる所謂神絵師です。アカウント名はこちら☞ @__o_4o
(今は止まってるけどこれから更新あるはず、今のうちにフォローだ!ちなみに文章も嫉妬するレベルでうまい)
素敵なご縁をいただき、しおさんとあれこれやと交流をしていくうちに、合同サークルをしよう!ノルアイサークルをならべてインテにきたオタクたちを怖がらせよう!というなんともとち狂った理由でサークル参加を決めました。
これほどまでに美しい絵を描かれる方ですから、隣に並んで恥ずかしくない作品を作らないとなあと色々と思案しました。そこで悩んだのが、5月せかちゅの新刊を一体どうするか。読み切りのものを書くか、既刊のみにしてしまうか。
しかし自身にとって初めてのビックサイト。何か新しいものは出したい。けれど、8月インテに集中したいのも事実。
頭を悩ませた結果、準備号を作ろう!ということで落ち着きました。
何故花屋を題材にしたのかと言うと、これはしおさんが花をお好きであり、花を題材に画集を出される予定だからです。となれば私も花に絡めてお話を書いた方が美しいだろうと考えました。二人がお花を贈り合う話でもいいかな、と考えていたのですがそれでは単調すぎる。
ではどうしようか、と考えた矢先。
当時の私は今では考えられないほど働いていました。
本業に加えて副業(タイミー)をしていました。長くて一日平均16時間は働いていたでしょうか。何故そこまで、というと話が長くなるのでいつかお会いした時に聞いていただければと思います笑
ともかくタイミーで色んな業種のアルバイトをさせていただき、中にはセレクトショップの店員をなんちゃって一日店員みたいな感じでしていた時のことです。
あ、これ花屋にしたら面白いんじゃないか。
と浮かんだのです。
…何考えてるねん、真面目に仕事しろというツッコミは聞かなかったことにしておきます。
そこからしおさんに花屋はどうかと打診したところ、いいですね!となり。あれよあれよと決まっていきこのような形になりました。
花屋を中心に二人が色んなものを育むお話を書きたいなーと思い今回は第一話として「solssike」が誕生しました。
また新たな試みとして今回は成人指定本にしました。自分にとってノルアイの18禁は「死ぬまで一緒にいよう」という随分前に書いたものがあるのですが、それ以来の試みでした。
本来であれば18禁を書く予定は全くもって無く、いつもの落ち着いたお話にしようと思案していたのですが、
そもそも5月せかちゅの参加を決めたのが、ヘタミュのご縁で仲良くなりかつ今回お隣でノルアイサークルだった「佐太郎」さまの影響でした。佐太さんより5月せかちゅでます!18禁です!と伺って
な、なんやて工藤ー!?!!!
ばりの衝撃をうけて勢いでわたしも参加に踏み切り、遂には18禁にしました。よって新刊はお二人の偉大なる功績によって産まれました。この辺境の地より、ひっそりとお二人に感謝を申し上げます。
いや〜〜〜〜ここまで引き伸ばしておいてなんですが、
どうでしたでしょうか〜お楽しみいただけましたでしょうか〜?
別ジャンル、別カプで定期的にエロスは書いていたのですが、ノルアイのエロスとなると話は別です。非常に頭を悩ませながら書きました。自分にとって彼らがあまりにも神聖過ぎて、天使だと視認してしまっていたので、どうしても避けてきた部分があります。
例えば描写一つとっても下品な言葉をあまり使いたくない。
あくまで自分の考えですが、エロ小説は下品にすればするほど、ウケが良かったりします。それはそうです。皆さんエロいのを読みたくて読むんですから、ヌルいエロは求められていない。
♡喘ぎであったり、擬音であったり、隠語であったり、そういうのを多用すればする程ウケがいい傾向にあります。あとはある程度文章のリズム感や描写が分かりやすいのに、巧みな表現でエロく複雑に見せているなど、、、
上記にあげたもの全て私が不得意なものであり、ノルアイを表現する上では避けたいものでした。
ここで断っておきたいのが、そういう表現をされる他の創作者さんを決して下げるものではありません。寧ろ本当に素晴らしい作品ばかりでご教授いただきたいものです。
皆様の作品を美味しく頂戴し、自分の中の(エロの)ノルアイが満たされた後で「てんぐ」のノルアイを考えた時にやはり繊細に書きたいなと思ったのです。かつ、「死ぬまで一緒にいよう」を書き上げた際、当時交流のあった方に「心臓に優しいエロでした」という言葉をいただいたこともあり、それも意識しました。
美しい彼らが夜を共にするなら、乱雑な交わり方ではなくてきっと丁寧で耽美であるのだろう、と考え今回のような一幕になりました。
難しいのが、ノルウェーはきっとセックスが上手だろうし恥じらいもないのでしょうが、アイスランドはそうもいかないだろうな、という点。
原作からして彼の恥ずかしがり屋なところ、引っ込み思案な所は、きっと夜でも変わりません。いざお兄ちゃんが性交渉に勤しんだところで「は?セッ、クス?……馬鹿!!!」と恥じてNO枕を叩きつけたら薄い本はおしまい。
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あとがき
この度は小説「solssike」をお手に取っていただき……
これで終わりです。これで十分話がつきます。てんぐ先生の次回作にご期待ください。
と、なってしまう。そうならないためにいかにアイスランドさんに人肌脱いでいただくかが肝要でした。の割にはぬるっと始まりましたが、あくまでこの作品のアイスランドは大学生です。多感な時期なんでしょう。付き合いたての恋人。やることはやりたくなる。けれど恥じらいもある。性知識が乏しい面もある。そう見せるために随分と寄り道をさせてフィニッシュとなりました。
またもうひとつこれは今回いちばん悩んだ点。ノルウェー視点にするか、アイスランド視点にするか、多元視点(要するに神の視点)にするか。
エロを前提にしても、今後の展開からしても今回から多元視点に挑戦しても良かったのですが、今までいただいた感想の中でも「キャラクター視点にしていることで没入感があり感情移入ができて好き」と言っていただいこともあり、今まで通りのキャラクター視点にしました。
三作目くらいはノルウェー視点にするか。と思いノルウェーから見た(性)生活を書くことになったのですが……
なんやこれめっちゃ難しいやん。
これにつきました。楽しかったけれど、難しかった。本当に難しかった。
今でもああすれば良かったこうすれば良かったという反省点ばかりです。
どういう風にアイスを抱いているのか、という描写ばかりで行為中の心の内面があまり表現出来ていないなぁと思うのですが、こちらに語りかける暇もないのでしょう、ということにしましょう、してくださいね。
ノルウェーとアイスランドが語る「気持ちがいい」一つとってもどうしても神聖視してしまい、簡単に表現できないのです。
ノルアイ、奥が深い。書くのが憚られるエロって一体なんなんでしょう。こんなキャラクターいますか?書いててブチギレそうになってきました(情緒不安定な作者ですみません)
きっと行為をしている最中、ノルウェーだけ私たち読者の視線に気が付き、キッと目を光らせ睨んでくるのでしょう。それ故に曖昧な表現を好むのでしょう。実際書きながら何度も筆が止まりました。やる気が出ない、やりたくないというより、やってはダメな気がして。(間に合ったのすごいな)
ただし描写がどれだけボロカスでも、喘ぎ声がどれだけワンパターンでも、セリフなら自分に分がある。そう信じて会話やテンポ感はいつも以上に気合いをいれました。遅すぎても早すぎてもだめ。彼らのゆっくりと楽しむ夜を嗜みつつ、けれどどこか焦っているような余裕のないような所に命をかけました。
ただこれほどまでに持論を語れたとしても、未だに自信というものは無いわけで。語ると書くでは大違いですから。
もっと上手くなりたいものですし、ならないといけないな、と感じています。エロ小説もそうですが、エロいノルアイ小説は全くもっと別次元にいるものなので。そこを極めたいですね。まあ誰か一人でも「何これエロ〜!?」と思わせられていたらいいですね。
さてはて大分エロについて語りましたが、ここいらで本筋戻ります。
だいぶでんぐの思うノルアイで頭が焼き切れお腹がいっぱいになってきたと思うので、原稿前半戦てんぐがずっと聴いていた曲をお聴きください。隠れた名曲です。今回のイメソンに近いかもしれません。
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今回は「花屋」としてのお話もお書きしました。起承転結としてはかなり曲がりくねっていて、「承」の部分でセックスシーンをいれるという暴君。お許しください。
結の最後の締めくくりでセックスをさせるでも良かったのですが、読みごたえとしてそれは悪いかな、いや破綻するだろうと考えました。
彼らには彼らの生活があります。楽しいことも苦しいことも全部、二人で半分こして支え合って生きている。最後のご褒美としてクライマックスに盛り上げても良かったのですが、そうではないだろうと。色んなことが起こる中で、その間に恋人としての夜を過ごすことで均衡を保つ、というとあまりにもロジカルすぎる、かもしれませんが。。
ようは花屋パートの間にセックスをねじ込んだ方が、エロいよねってことだよ!(無茶苦茶言いやがった)
花屋には色んな人が訪れます。主に祝い事、ポジティブな面で求められますが、誰かを元気づけたかったり、はたまたお葬式などお別れとして贈る半分ネガティブを含む面、いわば表裏一体。
一話としてどんな花を登場させるか、どんなお客さんにすればこの先惹きこめるか、考えました。
お客さんは既存のキャラクターでは限界があったのでふんだんにオリジナルキャラクターを出しました。あくまでも軸はノルアイだったので、告知等しませんでしたが・・・
オリジナルキャラクター、というとpixiv上で私の大好きなタグ、APH一般人シリーズがあります。要するにモブたちが主人公になりヘタリアのキャラクターと関わるお話です。
ヘタリアにハマった当初から、私はあれが本当に大好きで、過去作においても何度かそういうお話を書いてきました。またその影響をうけて別ジャンルになりますが、ノラガミにおていも「神様が言ふには」というシリーズで書いています。
ノラガミをご存知でない方でも読める設計にしているので、今回のお話が気に入った方は良かったら覗いてみてね。(boothで販売していますが、近々pixivで全文公開予定です)
さて、一話では入院をして元気のないお爺さんに贈る花。というかなりスタンダードな導入にしました。オチのつけ方としては、大団円!とまとまった感はありますが、兄弟の二人にとって、まるでもう一人の祖父のように可愛がってもらったお爺さんが入院することで、「死」を連想させました。
祖父から受け継いだ花屋を、このままでいいのかと思い悩むノルウェー、祖父の死を受け止めきれず学問として花に向き合うアイスランド。彼らを描く上で、誰かには不幸になってもらわないと、、というなんともデスゲームのゲームマスターみたいなことをしましたが、結果としては分かりやすかったかな、と思っています。
ただ一話として、花屋の描写、例えば間取りだったり扱ってる花だったり、内装、外装、家具の配置だったり、そういった細かい描写は少し避けました。恐らくこの本を手に取ってくれる人のほとんどは、はじめましての人です。今までのてんぐ作品をご存知でない。(心外だ!と思われた方はホントにすみません)となれば、サンプルを読んだ時に彼らのエロに惹かれるはず。
皆様には一旦二人のエロスに集中していただき、改めて花屋パートに見ていただくためこうした形になりました。
花の知識もあまりひけらかすとノイズになってしまう。ふんわりと、けれど確実に花屋パートを楽しんでいただくため、少し薄めに書いてみました。
次回からはもっとじっくり書こうと思うので、続きを・・・!となった方はお楽しみに。
話の本筋としてはお爺さん一人を笑顔にさせるのではなく、お婆さんを。もっといえば、もっと多くの人を。一人だけが花を貰って喜ぶのならそれでもよかった。けれど、花屋としてのノルウェーは皆が笑顔になるならそっちの方が遥かにいい。ということで半ば無理やりでしが、皆さんにお花を育てていただくことにしました。
ただ一点自分で納得がいかないのが、エロスに描写を注ぎすぎたせいで、最後のクライマックスは「いい話」「感動した」になれていたかどうか。あまりにも陳腐で、薄いと思われていないか我ながらに心配です。そこは単に力不足ですね。もっと勉強します泣
今回の軸として、大事にしたのが「てんぐの書く温かい作品」です。これは前述したしおさんに言われて一番大事にしたいことだなと思いました。
サークル参加に向けて互いに作品を作る上で、しおさんは「てんちゃんの作品に合うような温かい作品が描きたい」と仰っていただき、有難いなと噛み締めたうえで、一体「てんぐの温かい作品」とはなんだろうか。と考えました。
今まで感想でも幾度か言っていただいたことがありました。それこそ初めてのサークル参加でも「温かい作品をありがとう」と実際に言っていただいたことがあって。当時の私は若くて生意気だったのもあって、照れてしまい、その言葉にうまく向き合えませんでした(あの時のあのお方、本当にごめんなさい。次再会したら謝らせて)
温かいが求められているなら、全力で温かいを書こうと思いました。そうして辿り着いたのが、誰かに何かを与えることです。花屋として、花を与える。それは単なる花ではなくて、愛おしい誰かを想うことであったり、退院するための希望であったり、、、そうしたものが「温かい」になって、幸せになる。言葉にできないものです。
彼らは言葉にできないものを互いに与えあっていて、それを人に売る仕事をしている。
恐らく、読者は言葉にできない「温かい」を受け取ってきてくれた。そうしてそれを受けてくれた読者は感想を介して「温かい」を私に与えてくれました。
温かいは言葉にできない。故にその温かいを物語にするのが、てんぐなのだろう。
……という具合に色々と煮詰まりに煮詰まってできたのが今回の「solsikke」でした。
なんだか後半なんの話をしているんだろうか、哲学だろうか、というところまできてしまいましたが(哲学なめるなよ)
いろいろとごちゃごちゃと述べましたが、なにはともあれ一話を読んで「エロい」と「温かい」を受け取ってくれているのなら何よりの本望です。
さて、ここでお察しのいい方は気づいておられるかもしれませんが、そうです。続編では二話、三話、とまた別のお客さんが登場します。人と花。どんな風に展開していくか、それをうけて兄弟はどんな風に成長していくのか、そのグラデーションをお届けできればと思います。
例によって例の如く長くなってしまい本当にすみません。
今回はこれから続編がでるということで、私の中でもまだ完結していない皆様と同じ状況です。今後のために色々と整理するべく、語らせていただきました。
もしよろしければどの文面が印象的だったか、一番エロく感じたか教えてください。今後の参考にします。
普段はあまり感想を強要しないのですが、これから花屋を訪れる皆さんと同じ立場で、皆さんの言葉とともにお店作り、もといい作品を書いていければな~と思います。
それでは長々と語りましたが、この辺でお暇します。と、今の季節だと薔薇が見ごろでしょうか。薔薇といえば、なにやら覚えのあるお花。彼らは元気にしているでしょうか・・・
それではまた。百倍に千倍にもご機嫌よく!
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