刺青
気がつけば7月に入り、蝉の鳴く声も徐々に目立ってきましたがどうでござんしょう。
とんぼが根城にしている所は、田舎でしてこれが涼しいもんです。虫はよく出るものの、雨が降りやすく、冷えていて涼しいんでさァ。
はてはて、こんなむさっ苦しい季節ではありますが、こんな時期に擦りむいたりでもしたら、たまったもんじゃありません。
私ゃア思うんですがね、夏に擦りむくと一番痛くねぇかい?骨でも折ったりしたら冬が一番辛いんでしょうけど、この時期は汗をかくので、夏の擦り傷が一番厄介だと思っとるんです。
つい先日ですね、武道に勤しんでいますと、真剣に稽古するあまりか、両肘がいつ間にやら出血していまして。
しかもこれが深い。道着を脱いでみますと、真っ赤。痛てぇー。私ゃアまた傷をつけちまったのかと、驚きました。
こう言いますのも、私ゃア傷の治りがべらぼうに悪くてねェ。紙で指を切っただけなのに、その傷跡も残るくらいなんでさァ。
年々まともな瘡蓋すら見なくなって、身体中子供の頃コケた傷、ムダ毛処理で勢いよく切ってしまった傷、紙で指を切った傷だらけなんでさァ。
なんでぇ、私ゃア、今回の傷を見てあぁ、またやっちまったなぁ〜。なんて思った訳です。幸いまだ顔にはついてないんで、いいんだけど、それでも増えるのはやなもんです。
私にとって、出血するということは=刺青と変わらないもんで、毎回うんざりするもんですよ。しかもその刺青、、、汚ぇんだよ。絵柄を自分で選べねぇ。タトゥーアーティストby私の細胞(もっと言うと中途半端にしか仕事しねぇ血小板)
毎度毎度、消毒しても、絆創膏を貼っても残りやがる。そうきたら今度はムキになってきまして、私ゃアこの両肘のふけぇ傷に一切手をつけないことにしました。えぇ?どういうことだい?と言ますと。
その言葉の意味通り、消毒も絆創膏もオロナインも付けねぇことに致しました。そんなもん!バイ菌が入らァ!!!虫が集ってきたらどーすんだ!!!とも葛藤しましたが、なんとこの荒治療。私の体にあっていたようで。
なんと!!!瘡蓋が、出来たんです!!!!こんな立派な瘡蓋いつぶりに見たことでございましょう!?!??!?!?!中学生の時でも、ここまで立派なもんは見せなかったんです!!!
瘡蓋で喜ぶなんて、おかしな話しですが、嬉しかったんでぇ。
最近のうれしいことは、この瘡蓋と、嫉妬の話しが解決しそうなものと、あとはそうだねェ好きな絵描き屋がまた綺麗な絵を上げてたことなんでェ。
とんぼの週間嬉しいことは常に1つしかねぇのに、3つもあるのは喜ばしいんでさァ。
あの絵を見た瞬間……泣いちまった……綺麗だったなぁ……。
……グスッ。ああ脱線しちまった。てな訳で、他にも私みたいに傷の治りが異常に遅く、悪い人、傷跡が残りやすい人は、いらっしゃるんですかねぇ。
調べても全然出てこなんだで、私ゃア調べるたんびに首をがっくしするんでぇ……。難病とかだったらどうしようねぇ…………
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