裏あとがき レポと神様が言ふには

冬インテ!!!ありがとうございました!!!!本を書いたてんぐです!!!!
めっちゃ楽しかった~~!!!

というのも、ノラガミで同人誌を出せたんだ!という満足感と黄云のコスをしていましたので、黄云コスをして外を出歩く感じが新鮮で、、当日は天気が良くて外にでると地面越しにに黄云の影が出来ていて一人感動していました。

限界すぎてこの世にこんな、、尊い影あるのかと、ね!

コスも褒めていただきありがとうございました〜!


いつもお話しているフォロワーさん方にお会いできて、お話できたのもどれもすごく楽しかったです。みんな実在してた!!凄い!


当サークルにお立ち寄りいただいた皆様。本当にありがとうございました。新年早々最高の年明けを過ごすことが出来ました。

中には「本を出してくれてありがとう」と言っていただけることがあって、これは夏インテのヘタリアの時もそうだったのですが、「本を出してくれてありがとう」と言っていただける言葉ほど有難いものは無いですね。内心言っていただけたときに実は凄く感動しております。


やはり全部を書き切ることは大変なので、これが本当に面白いのかな~とか自分の自己満足で本を出すのはいいけれど、それでお金をいただいて頒布するなんて烏滸がましいというか、そんな価値があるのか・・・と常にネガティブな考えがあったりします。


それでも、やっぱりこんなに大好きな彼らが描かれた同人誌がないのはおかしいし、誰が書こうがこの世に存在するべきで、私をきっかけにカプと出会ったり、カプへの愛が深まったらいいいだろ!というかなり傲慢な考えでやらせていただいております。




さてはてレポはこんなもんにして、やたら長いあとがき行きますよ~~今回は長いので、前編と後編に分けます。前編は「神様が言ふには 上」から


これを読んでいるということは読了されたということでしょう。あれだけ長いお話たちをお読み頂きありがとうございました。実は一部と二部と併せて六万字もあります。およそ文庫版の商業小説の半分!読み切るのはさぞかし大変だったことでしょう……書いている方も地味に大変でした!


「Case1.森山亜由美」
あとがきにも書いた通り、モブシリーズが始まる事の発端となった森山亜由美。

原作の拾遺集である、雪音が水泳少女とやりとりするお話や真喩さんがおばあちゃんになった娘さんにふとしたことで出会うお話が大好きで、、そこでこういうお話をもっと読みたい!こんなふうに現実でもどこかで神様が背中を押してくれていたらいいな……という気持ちの元書き始めたものでした。


タイトルの「神様が言ふには」には、神様から助けられるとか助言される、ことをイメージしています。神様”が”にも人と違う、特別な存在の神様という強調をじみ〜に込めていたりします。

実際の本文でも神様が最後に話す時は、「神様は確かに言った」とか「神様はそう言って」などで統一しています。


その他こだわりとして、原作に登場した順で神様とモブとの関りを書くというのがあって、一部は夜トから!となりました。

それと、ノラガミを知らない人でも読みやすい小説を意識していたりします。(と言ってもノラガミ知ってる人しかほとんど読まないですよねええ泣)


どこかほの暗い何かを抱えるモブたちが神様たちに助けられて、最終的にはいい方向に行っていい話で締めるというのも念頭にあります。

やはり神様が見えるということは、見える側の人間か、あちら側に傾きかけるほど何かを抱えているということなのでね。。。舞台ノラステでもそういうシーンがありましたが、原作を読んでそしてノラステのお話を観て、神様と人、という関係性をてんぐなりに解釈しこのような形になっています。


夜トとモブということで、やっぱり書きやすさで言えば最初はひよりと同じ高校に通う生徒だったのもあり、若干ギャグ寄りだったりします~!


物語を書く中で何度かこうじゃないなと思いとどまって書き直すことがあるのですが、亜由美ちゃんは特にそういうことが多かったですね。

例えば写真を撮っているときに、ひよりの細い体系に憧れる描写があったりとティーンなりに彼女の容姿に憧れる描写があるんですが、なんともこう、、変態チックになりすぎたのでカットしたりと色々抑え気味で書いたところがあります。


最中で”家の人”とわざとらしく書いているのは、彼女に身寄りがないため、そういった施設で暮らしていることを表しています。なのでお小遣いが限られていたりだとか、ちょっとした不調に大人が敏感になるので、亜由美ちゃんもそれを分かっていて気を遣って過ごしたり、心配をかけないようにしていることから、年頃の複雑な女の子を書いた、、つもりです!


今回はpixivの再収録だけではちょっぴり寂しいと思ったので、アナザーストーリーと題して少しだけ書き下ろしさせていただきました!


一部のアナザーストーリーでは森山父に出て頂きました。
アナザーストーリーはいくつか案があって、亜由美ちゃんが大人になってカメラマンになった話か、ひよりが盗撮を受けていた時に2人に相談する話や、後から雪音が写真に興味が湧いて写真にハマるなどなど色々あったんですが、お父さんがどんな人だったのかを書いた方が後から読み返した時に、より情報量が得られて面白いかなーと思い、パパの仕事話が採用されました。

仕事をカッコよくこなすパパですが、とはいっても色んな葛藤を抱えることがあって、時折自分の仕事に誇りを持てないこともあるのですが、娘に作文で書かれたことによって元気になってより自信や誇りを持てるようになった所を書いてみました。

実は裏設定で、あの病院は壱岐総合病院だったり、あのお医者さんはひよりパパだったりします。


ちょっと口調強めではあるんですが、夜勤中の疲れでイライラしていたとでも思って下されれば幸いです。

着地点は娘が大好きな二人と落ち着いたのですが、その後もお互いになんやかんやと話すことがあったり、森山父の病気が発覚してから一番に受け入れを申し入れた、、とかだといいですね!

亜由美ちゃんはギャグありつつのいい話でしたので、書いていて本当に楽しかったです~~



お次は「case.2 石井健吾」


これは掲載当時のあとがきがあるので載せておきます!!!

とはいえこの文章が支離滅裂で読みにくいので、今回は補足していきます。


亜由美ちゃんを書くことが出来たので次は天神さんだよな~と思いたったはいいものの、、、どういったお話を書こうかなぁ、と悩みに悩んだ結果、限界サラリーマンとかどうだろうかと落ち着いたのでした。


実はこのお話を書く前(というかノラガミの漫画を手にしてドハマりする前)はてんぐはかなりこじらせたネガティブ人間で生きていて、その時に感じた「死にたい」とか「誰か終わらせてくれ」というような感情を一度文字にしてみて、表現したいなという気持ちがありました。


元々ノラガミという作品が生と死、彼岸と此岸、を扱うものだったので、神様も死にたがりの人間と関わることもあるのではないかと思い、書き始めたのでした。

四年も前に書いたのだったので、一部と同様、修正するときにこんな分かりにくいことを書いていたのか!とか逆に今は書けないような流れがあったりして自分でも驚いたくらいでした。


自分なりに、人間はここまでどん底を経験することもあるけど、それでもどこかである日ころっと変わることが出来るし、すごく長い時間をかけて回復することもあって……決して人に後ろめたくなるような気持ちに正解を付けたいわけでは無かったんです。

ただ、健吾くんのように天神さんが助けてくれることもあるかもね、というので今回本として新たに出しましたが、いや~~恥ずかしい!

今見るととても恥ずかしい!長い台詞や天神さんの台詞に説得力を持たせることが超絶大変でした。今見てもこれが正しいとは思わなくて、、けれど最後の「今度こそは幸せにお成りなさい」がすごく気に入ってるんです。正しく神様が言える言葉だなと。

ああいったイケオジに言われたいという願望が半分をしめていますが、菅原道真公が言うだけで説得力が増すような、、そんな気がしています。


なので、まぁ過去のあとがきでも書いていますがこれが正解!ではありません。人が心を病んで回復するのに、正解は無いけど、あくまで私はこれ!といった感じでご容赦いただければと思います……。


ギャグシーンがあまりにも少なくて休憩出来ませんでしたが、最初のジョジョのくだりは完全にふざけてます。天神さんとジョジョのナレーションの声優さんが同じ大川さんなところに由来しています。

それと友達らとお店で飲んでいるシーンは名前を考えるのがめんどうでチャンジャ野郎やピアス穴野郎やメガネなど割と愛を持ってガサツに書きました。


アナザーストーリーについて

石井健吾のアナザーストーリーは他の案は無くて、天神さん一択でした!

何故彼を助けたのか、あれほどに彼を嫌い厳しかったのに助けたのかという裏話を書きたくて、改めて布団で寝ている時の会話シーンを天神さんからの視点で書きました。


遠い昔、村が燃やされると知っておきながら何もしなかったことに若干の負い目を感じていたんですね。


人がやった事だからそこを追求することは出来ないけれど、知っていたのなら止めることが出来たのかもしれないし、それでも燃やすことはどの道必要な事だったのかもしれない、天ちゃんも元は人間なりにそういう葛藤を抱えていて、いざ石井家が懇意に崇敬するようになったら手をさしのべずには居られなかった。という感じです。


祖先がやったことをその家に生まれたのなら償わなければならないんだけど、とはいえもう何世代も前の話。呪いはどうすることも出来ないけど、面倒見がいいので助けたという感じです。


文字化けをしているところは適当に文字化けしているわけでは無くて、実はそういうメーカーを使っていたりします。久々にメモをみたら解説があったので供養します~


「やめてくれ。俺は何も悪くない。俺は何もしちゃいない、全部後輩のミスだ。痛い。痛い。いたいいたいたいたい誰か助けて」


ちなみに最後の文字化けはあああだけです。


今回は四年間も掲載していたことがあったので、その中でこの二つに感想をいただくことが多々ありました。

そこで読者の方が感じてくださったワクワク・ドキドキ・時にはじ~んとくるものを壊さないように、アナザーストーリーを書きました。


特に石井健吾は暗くて長い分、人を選ぶ作品なのですが、中には素晴らしい挑戦者がいて時折反応をいただいたり、感想をいただくことが出来て、自分にとって若干異質でもあり特別な作品です。


他の記事でも当時の気持ちとかを書いていたりして、、やはり自分なりに一丁前に抱える暗い気持ちを表現したものだったので、思うこともあったのですが、、

色々と反応をいただけてこんな未熟な文章でも書いて良かったなぁと思う作品の一つです。


辛い気持ちに共感してくださったり、最後の締め方に感動してくださったりと、、以前お読みいただいた読者様とは少し違った完全版の小説にはなったけれど、その方々同様、少しでも心に残る作品になっていればな、、と思います(がめついな!?)


曲紹介

てんぐは随筆中曲を聞くことが多いので、さらっと紹介です。

「case1.森山 亜由美」

小瀬村晶/sm7516493

アニメ四月は君の嘘のサウンドトラック


アナザーストーリー

ノラガミサウンドトラックより 野良神の音2

ELECTROCUTICA/Retrospect

ノラガミサウンドトラックより 野良神の音

岩崎琢/Sorrow


Tia/ハートリアライズ

文字を書く時は大抵この2つを永遠リピートしています。

添削中はハートリアライズ。読み終わった時に頭の中で流れるといいな~と思って聴いてました!


「case2. 石井 健吾」

小瀬村晶 /sm7516493

アンビエント/sm16542697

四月は君の嘘

生活/小林私

宿酔/和田 唱昭

手と手/クリープハイプ

The Unexclusive Virus/Kashiwa Daisuke

夕べの祈り/Haruka Nakamura


アナザーストーリー

ノラガミサウンドトラックより 野良神の音2

ELECTROCUTICA/Retrospect

ノラガミサウンドトラックより 野良神の音

岩崎琢/Sorrow


お気づきの人はいるだろうか。夜明けのシーン(四章)の入りの文章が、宿酔から来ていることに。二日酔いと言えばあの曲がかかります。

クリープハイプの歌詞が合うので、これもどこかに入れたかったものの諦めました泣

暗すぎて読了後はハートリアライズが合わなかったので、小林私の生活がイメージソングです!


そんなこんなで裏あとがきはここまでにします。

完結後翌日にイベント、というのもなんとも罪なもので皆さんと感想言いあえて楽しかったのですが、本当にもう完結ショックがすごくて、。


終わったというのが今でも信じられませんが、これからも創作活動を通して細々とではありますが、作品を愛し、応援していきたいと思います。

ということで、インテまでお越しくださった方々、通販を通して手に取ってくださった方々、お読みいただいて本当にありがとうございました!


あなたにご縁があらんことを!



2024/01/08 てんぐ



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