参騎出陣‪ 備忘録

こんばんみ〜!!!!!てんぐです。

オタクと書いて、てんぐと読む私でございますが、実は刀剣男士をこよなく愛する審神者でもありまして・・・今回はタイトルにもある通り、遂にミュージカル「刀剣乱舞」観劇してきました〜!!!わ〜パチパチパチ。
てなわけで今回は感想記事書いていきます!

この記事ではじめましての人もいるかもしれませんので自己紹介を…。

初めまして。てんぐです。普段はノラガミやヘタリア畑で小説をせっせと書いていて、このブログでは二次創作や変な記事を投稿しているかなり痛いオタクです。一応7年くらい審神者をやってます。今日の近侍は姫鶴一文字さんです。

実は地味に江戸時代のとある人物をちら〜と研究していたり、していなかったり……。
とは言えあんまり深いことは言えませんし、頭空っぽにして当日の感想をつらつら書くだけなので、なんでもOKな人だけお読みいただくようにお願いします。



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さてはて、観劇するに至っての経緯からまずはお話していこうかと思うのですが、、


今年2月。

てんぐは飢えていた……

自分の命よりも大事でかけがえの無い「ノラガミ」が完結していたことにより、人生の喜びはとうに枯れ廃人と化していた…。

なんでもいいからこの穴を埋めたい、、、何か二次元を無茶苦茶に浴び夢中になりたい、その一心で思いたったのが、せや刀ミュをもう一度見たらええんや。でした。


元々刀ミュは阿津賀志山とみほとせを履修し、円盤も持っていた状態でした。ただみほとせ以降の公演が追えておらず、長らく触れていなかったのですが、長年愛した作品の完結を機に心の穴を埋めるべく、少しずつ配信で見始めました。


(この点の詳しい話は最後の方に無駄に事細かく書いているので、興味のある方はそちらをお読みくださいまし。)


そこからはあれよあれよとハマり、あらかたの作品が視聴出来たろところで、今回の参騎の公演が決定。当然うちの本丸にもゲーム先行の御触書がきまして、これで当たったら凄いぜ?という雑なノリで一公演だけ応募してみました。


そしたらま~こういうのって最初当たるんだよね!まさかの初申し込みで一発当選してしまい、うわ~!?観れんの!?と興奮している間に当日を迎えてしまいました。


ここでちょっと休憩がてら先輩審神者に聞きたいんですが、お席が用意されて公演を迎えるまでに皆さんどう過ごされてます???


てんぐはもう死ぬほどアドレナリン出まくって、仕事でいくらミスしても上司に小言言われても全てをはじき返せるくらいには無双状態になっちゃったんですけど、え?みんないつもこんな感じで過ごしてる?もう仕事なんてしてる場合じゃない!

最高のコンディションで当日を迎えたいから、滅茶苦茶ダイエット出来たし、全力で過去作品を見て予習したんですが、みんなはどんな感じで当日まで過ごしてるの!??!?ほんと機会あったら教えて!?


と要らん雑談が入りましたが、まあそんなこんなで過ごしているうちに当日がやってまいりました。


8月14日。ついに来ました大阪skyシアター。

まずは梅田について会場入りをすると、物販に直行しました。

二部のライブパートで欠かせないと噂のペンライトや、パンフレット、ステッカーにシールなど、色々と購入しているうちに、刀ミュ来たのか!マジで!というアホみたいな感想が湧いてきて、心拍数が上がっていったのを覚えています。


ちなみにですが、、skyシアターに行ったことが無かったので、事前に色々と調べてみました。新しくできた劇場で全席どの席からも舞台が見えやすい臨場感のある会場、とのこと。

実際に入ってみると、確かに一番後ろの席でも見やすい。そうなんです、今回二階席の一番最奥のドセンターの席をご用意いただいたんです。舞台であれば見切れ席の次に観ずらいお席。

しかし、座ってみると、どうしてか座席が前のめりになっているわけでもないのに、距離もものすごくあるのに、どこかすっきりして舞台を見渡すことが出来ました。

色々とお芝居は観てきた口(2.5では無く小劇場が主ですが…)なので、こうした新しいホールで大人気作品を見ると言う体験が新鮮でした。


さて色々と期待を胸に膨らませて、まだかまだかと待っていますと舞台は暗転し待ちに待った舞台の始まり。

この日の為に購入した人生初めてのオペラグラスをがっちりと握って舞台を見つめていると、最初に出てきたのは堀川国広くんでした。


・・・・・・・


極とるやないか。いや、極とるやないかあああああ!?!?!あ!え!?!あ!ア!!


今回のポスターやあらすじでは一切知らされていなかった極のに主はびっくり。

そしてリアルで初めて見る刀剣男士に大感動。ああ、生きている、、堀川国広が実体化している、これが2.5次元・・・・もうこの時点で早速泣きました。


なんたって、とうらぶというコンテンツが大好きで、花丸も活劇もステもミュも廻アニメも、もちろん実際の刀の展示も全てにおいて好き嫌いせずに今まで見てきて、全部ひっくるめて大好きなので、全員が好きなんですよ。特に好きな刀はいるけれど、誰を見ていても楽しい、てんぐにとって、そんなコンテンツなんですね。


今回の三振に対して熱狂的に好き、というほどの熱を持っていないけれど、大好きなのには変わりはないので、見ていても~~ほんとっに堀川国広だあああああうわあああとなりました。


一番最初に出てきたこともあって、一人芝居から始まって、彼の独壇場、という感じでまずは修行から帰ってきたよ、これからもっと強くなるよ、という意思表示の歌を披露してくれたんですが。。

いや、うまっっっっ。知ってたけど。今日までに相当聴き込んだ歌声だけど、生の歌声って本当に破壊力ありますね。うろ覚えですが、「強くなる」というフレーズが凄く耳に残っています。


レンズ越しで良ーく見える彼の素晴らしいお顔と身振り手振りに何度も感動していると、お歌が終わり、主より遠征任務を任命されていました。多分ここまでで五分も経ってませんが、既に3時間見たくらいの満足感。ええもん見してもらいました。ほんまおおきに。ほな。

と言いそうになるくらには満足してしまって、歌が終わるたびにまだあるの!?を繰り返してました。

そんでまぁ遠征先の江戸になりますと、舞台がぱぁっと明るくなって、江戸の活気や賑わいが分かるようにそれぞれの営みを魅せられて、、、てんぐは江戸時代を研究していたりするので、人よりも江戸について考えることが多いのですが、やはりお芝居である通り活気があって素晴らしいのだろうな、と思うとこの舞台の一コマも凄く愛おしく思えて、有り体に言えば"解釈の一致"とか"みんなが想像する江戸"なのですが、一言では言い表せない愛おしさがこみ上げた瞬間でした。


そこから、一旦落ち着き場面が切り替わると、お団子屋さんで堀川くんと和泉守兼定こと兼さんが二人並んでお団子を食べて登場したときはもう、、ね、

涙堪えました。また泣いたら何も見えなくなるので、、一分一秒と見逃したくなかったので、、、。


前作に引き続き極ている兼さん、本当にかっこよくて、わっ!わ!あの兼さんだ!!となりました。何よりも、後ろを向いている時に、長いポニーテールが揺れると、うなじのすぐ下あたりに「誠」と書いてあって、恥ずかしながら今まで知らなかったので、ああ、、本当に強くなって帰って来たんだなぁとジーンときました。どこか耳に残る低音ボイスも凄くかっこよくて、見るたびにかっこいいな、という文字しか思い浮かばなかったです。これ何病兼定病・・?

ちょっとオラついた感じで話すんだけど嫌な感じはしないし、正に粋を感じました。


山姥切国広ことまんばちゃんが出てきたときは、騒ぎに巻き込まれてヤカラに絡まれての登場だったんですが、もうあの、、、本当に、手が嘘みたいに震えたし、息がすっごい荒くなりました。


特別推しているキャラでもなければ、初期刀でもない、しいて言うなら打刀の初鍛刀がまんばちゃんだったのですが、なんでしょう、やはり初期刀メンツならではの特別感、なのでしょうか、とんでもない興奮をして、呼吸がめちゃくちゃ荒くなったところで、ああこれ両隣の人に絶対迷惑だ、と我に返ってなんとか自我を取り戻しました。いつか推しを観たらどうなるのでしょうか・・・。


そこからどんどんお話が進んでいって、お店の手伝いをすることになった三振りは国さん、兼さん、山さんの愛称で親しまれて、江戸っ子たちと仲良く絡んでいるのが本当に愛くるしくて、よく溶け込んでいました。


まんばちゃんは遊郭で三味線を片手に歌うことになったのですが、まさか今回三味線をマスターして挑んでくるとは思わなくて、ほんとうにうっとりしました。歌は江水の時と同じ歌で三味線も弾くようになってよりパワーアップしていました。


三振とも歌が上手いけれど、まんばちゃんはとにかく高音が綺麗で、しっとりした曲が良く似合う印象でした。

堀川も脇差の本領発揮でお店の着物と法被を着ていて、せっせと働き、褒められていたのが滅茶苦茶解釈一致でした。

兼さんは劇団で主役の代役を務めてノリノリに演じていたり……。


お話の流れとしては曲亭馬琴の名が売れる前の彼に出会い、彼の想像力の凄まじさに感応した筆に付喪神が呼び覚まされて、あれやこれやとなっていくお話です。今回は時間遡行軍は出てきません。

馬琴だけでなく、、馬琴の雇い主である版元の蔦谷重三郎に絵師の喜多川歌麿なんかも出てくるんですが、一人一人が活き活きとそこに生きていて全く知らない人物なのに凄いなぁと感服するばかりでした。


特に私的にはまんばちゃんと喜多川歌麿の絡みが印象的で、歌麿に再び絵を描いて欲しい重三郎に送り込まれたまんばちゃんが遊郭に行くんですが、もうその舞台セットだけで素晴らしくて、、

歌麿が花魁を描き、その間にことんと佇むまんばちゃん、ああ、彼はやはり美しい刀なんだなと実感しました。そこでやりとりをしていくうちに、歌麿が「アンタ、瞳の奥に揺れるものがあるね、ユラユラ揺れている」みたいな台詞がありの、「(重三郎)アタシの趣味をよくわかっている・・・!」と悔しそうにしながらまんばちゃんの顔に惚れ込んでは懸命に描いていくのがどれをとっても凄く美しかったです。


歌麿が煙管で煙を吐いたときに、まんばちゃんが「けむい……(パタパタ)」としていたのも可愛かったです。


誰であれ、まんばちゃんの背負うものにどこか察してしまうような、そんな覇気をいつも纏っている彼なのですが、

歌麿だからこそ他の人よりも奥深くに潜りまんばちゃんの核に触れて暴いてやるというような所がほんと~~~~に美味しかったです。


丸裸にしたい、というようなセリフもあったと思うのですが、ちょっとお調子者で世間を斜めに構えてみている歌麿と辛い過去に逸話を持ち、常に写しというレッテルをこじらせている、なんとも交わりそうにない二人が、どこかでわかり合っているような、そんなお芝居が本当に素晴らしかったです。


きっとお互いに手先が器用で芸術に明るいからこそ、言葉に言い表す必要もない何かがあったのかも、、なんて。

(さっきから素晴らしいしか言ってない)


また、歌麿が一山乗り越えた馬琴に向けての最後の台詞に「ようこそ、生みの苦しみへ」みたいなのがあったんですが、その言葉に妙にジーンときました。

自分もこうして文章を書いたり、お芝居をしていた過去があるからか、生みの苦しみにただただ共感しかなかったというか、彼の瞳がほんのりほの暗くも、どこか楽しんでいるところが共感でしかなかったです。

恐らく表現をする人間は皆、やめたくてもやめられない、だから歌麿も何度も堕ちて何度も描いてきたんだな〜と感じたセリフでした。



その他にも皆で花火を観る場面があって、軽装をお披露目したり、バッチバッチの花火の音に劇場全体が揺れて(実際に壁とかがバチバチ地響きしてました)一緒に花火を見ているみたいで素敵でした。


皆で製本を手伝っている場面では、あまりにも器用なまんばちゃんの本を見て兼さんが「なんでそんなに器用なんだよ」と言われて「フンッ」って鼻でかえしていたまんばちゃんがなんとも子供っぽくて可愛かったですね。刀年齢的には兼さんが最年少なんですけどね。「あっ!!お前のそういうとこが気に食わねぇんだよ!」ってきれちゃうのも可愛かったし、それで「まあまあ」と宥める堀川も大変やなあと笑っちゃいましたね。




二部ではジーンズ加工の衣装でギラギラしててとにかく可愛かったですし、かっこよかったああ~!心臓止まるかと思いました。

急にアイドルの会場になるんだもん、なに、現世の戦い方って……君たち刀剣男士歴長いのはわかるけどさあ、心得すぎだよ。


堀川が水色のごつめのスニーカーを履いているのが可愛かったし、まんばちゃんも黒色のごつめにスニーカーなのに、兼さんだけカウボーイみたいなブーツ履いていたのが可愛かったですね。内番でも長いブーツ履いてるし、意地でもスニーカーを履きたくないんでしょうか。

今回はこの衣装で上だけ脱ぐのかなーと思ったらお色直しあってビックリしました。今度は打って変わって和風の感じでした。これもこれですごく可愛かったです……。

(詳しくは俳優さんのツイートをご覧下さい)


一曲くらい過去の曲がセトリに入るかもしれないから、と今回今までの曲でプレイリストを作って色々と予想を張ってたんですが、まさかの全曲新曲!!!


公演からかなり日数も経ってしまい、どういう曲だったかメロディまでは覚えていませんが、まんばちゃんと兼さんがラップする曲、堀川がギターで弾き語りする曲、堀川のギターに合わせて歌う兼さん、とにかくかっこよかったです。


基本デュエットで歌っていることが多かったですね。テイストとしてはLDHのライブにでも来たのか・・・・?というくらいEDMマシマシのバイブスぶち上げみたいな曲が多かったです。つまりはかっこい。

ラップに至っては、ダンスもすごい激しいヒップホップ系だったんですが、まんばちゃん、ヒップホップ系は得意に見えました、キレが凄まじかったです。


客降り曲もあるだろうと若干期待してうちわを用意しましたが、三振りしかいないからか無かったです。

事前に初演を見ている人の感想ツイなどを見ればよかったんですが、どうしてもネタバレを踏みたくなくて入念にミュートワードにしていたので、完全にまっさらな状態で見た結果がこれです。ぬかった~~でも持ってるだけで楽しかったのでオッケーです。


MCでは、今作は書初めをすることになっているのか、それぞれが今日という暑い日にちなんだ字を書初めすることになり、それぞれ書初め用の机や諸々の筆が用意されて、

一番のスピードで書きあげた兼さんは「陰」
二人の様子を若干伺いながら堀川は「暑」
真剣にじっくりと一番時間をかけたまんばちゃんは蜃気楼の「蜃」

と書きあげました。誰が一番いいのかを主たちに決めてもらうために、拍手の多さで決めることになっているのですが、それをすっかり忘れていた兼さんが「一番名前をよばれたやつが・・・」と言いかけてすかさず堀川が「拍手の多さで決めるんだよ!いつ覚えるの(苦笑い)いい加減覚えてよ」と突っ込んでるのが可愛かったですね。

それに便乗しきれないまんばちゃんが後ろを向いてプルプル笑っているのも可愛かったです。

また、まんばちゃんがコールアンドレスポンスで煽った後に、堀川が「兄弟!主さんの前だよ!笑顔でやり直して!」とせかされて、なんとか口角でニコォとしながら「あるじ~~楽しんでいるか~~」と絡んでいたのが中々面白かったです。若干素で照れてる感じが出てましたが、逆にそれがまんばちゃんらしくて良かったです。

歴史上の人物らは今回も太鼓をたたくのかな~なんて呑気に考えていたら、今回のテーマ曲である「活き活き~」(曲名分からんゴメン)を楽しそうに歌いながら登場して、ピアノを弾いてて度肝を抜かれました。皆さんとにかく愛らしかったです。
ここまで読んで察したと思うけど歌麿推しです!!!!!!!にくめない感じが最高です!


最後のカーテンコールでは兼さんが「本当にクソ暑いからな・・・・気をつけろよ!」と言ってくれて、この夏はなんとか乗り越えられるなと最後の最後まで元気を貰えました。

そんなこんなでてんぐの初刀ミュ観劇レポでした。
つらつらと意味不明な感想ばかり書きましたが、今でも思い返してはわくわくとした気持ちにさせてくれるので、本当に2.5次元って凄いなぁと思うばかりです。

これは本当にたまたまなのですが、実は数日後にヘタリアのミュージカル通称、ヘタミュも観劇予定ですし、今度の乱舞音曲祭も観劇予定なので、てんぐの観劇人生まだまだこれから・・・!という感じです。
そのうちまた誰得でもない記事を書くと思うので、気が向いたら覗いてやってください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!












すっっっっげ~どうでもいい話だけど、今後語ることも無いだろうから刀ミュとの思い出を語らせてくれ。あっちょっと暗めの話なので、なんでも行ける人だけ閲覧おなしゃす。








てんぐと刀ミュの出会いは審神者を始めてから数ヶ月経った頃でした。
審神者業にも慣れてきて、いつからか学校生活よりもとうらぶライフを謳歌する日々でした。当時の私はもう本当に学生特有の中二病をこじらせて、めちゃくちゃ病んで病んで病みまくったどうしようもないオタクでした。そんなとき我が本丸の子達がどうやら2.5次元として実物が見られることを知りました。

当時はまだGYAO!が利用できた時代で、たまたまその存在を知った頃、刀ミュの初演である「~阿津賀志山異聞~」が無料配信していたのです。
無料なら見てみるかと、軽い気持ちで見たのが運の尽き。

予備知識もないまま再生してみるとどハマりしてしまいました。というのもてんぐは芝居をやっていたので、初めて観る2.5次元の完成度の高さとキャラクターが実際に生きている尊さに胸を打たれて、ハマらないという選択肢がない程でした。

そこからはもう本当に刀ミュ漬けの生活でした。学生でお金がなかったのでグッズはおろか、実際の公演を見に行くことも出来ませんでしたが、唯一バイト代を貯めて買ったのが、当時の最新作であった「三百年の子守唄」円盤でした。

いい加減擦り切れるんじゃないかってくらい観まくって友達にも貸しまくって、病んでいたことすら忘れられるくらい、それはそれは楽しいひと時でしたが、現実が忙しくなって更に病が加速すると観ることも無くなりました。

ただ曲だけは変わらずに聴いていたので、聴くことはやめませんでしたが、刀ミュの代表曲「刀剣乱舞」でひとつ印象的な思い出があります。

学校にいつも通り登校していつも通り放課後まで過ごす。それがてんぐにはとても辛いものでした。みんなができることが私には出来ませんでした。仲のいい友達もいるし、理解のある先生も勿論いたのですが、てんぐには一日約9時間も学校に居る、ということが本当に苦痛でした。

なんせ辛くてしんどくて、普通に遅刻もするし平気で学校も休むし、今日は無理だなと思った日は早退していました。
ある日のこと、いつものように急にくそ病みムーブが襲ってきて理由はなんだったか忘れたけど。とにかくこれ以上教室に居られない、となって昼休みに飛び出すように部室に逃げました。(部員が数人の部活に入ってたので、部室をよく逃げ場にしていました)

部室で1人うずくまって、しんどい…辛い。今日はもう帰る…もう嫌だこんなところ…と泣くのを我慢して、職員室に早退を言いに行こうとしたところ、どこの学校でもよくあったと思うのですが、放送部のお昼の放送が突如として流れまして。
母校のお昼の放送では生徒からリクエストされた曲を流すということをしていて、その時、偶然にも「刀剣乱舞」がかかったんです。

もうその瞬間、わけも分からずに我慢していた涙が全部出てきて、あ〜刀剣男士が、、、主頑張れって言ってくれている、勇気づけてくれていると、、咄嗟にそう思いました。
ひとしきり泣いて勇気をもらってその日は早退することを辞めて、なんとか我慢して放課後まで学校にいることが出来ました。

歌詞にはまるで誰かを勇気づけるようなフレーズも無ければ、バラードにあるような優しいフレーズもない。ただあるのは刀剣男士としての矜持と歴史を守ることへの強い意志が書かれています。存在を証明するかのようなそんな歌詞です。だけど当時の私はとてつもなく勇気を貰えました。

なので、今回この耳で初めて板の上で3振が刀剣乱舞を歌っていて本当に泣きそうになったし、感動した。100億回くらい見た刀剣乱舞の振り……本物や……ほんまに観てるんや……となり…………ちょっと小刻みに震えたかもしれない……(なんべん震えるねん)

あとから知ったのですが、その時刀剣乱舞をリクエストしてたのは審神者仲間の友人でした。ひたすらお礼を伝えたけど、私が本当に心の底から勇気づけられたとは思っていないでしょう。

刀剣乱舞にはそんな思い出があります。
私のとって刀ミュは辛い時にそっと寄り添ってくれるようなそんな作品です。

はてさてそんなちょっとしたエピソードがあるのですが、この後てんぐはしばらく衰退期に入ります。あれだけ大好きだった刀ミュ…。現実が忙しなくて、更に病みが加速し腹の底にどす黒いものを抱えた時に、ノラガミやヘタリアに再会しなんやかんやあって今がある訳です。

その間も心の底ではどこか刀ミュが気になっていたけど、そもそもお金がかかるコンテンツだし、次にハマったら私は絶対に破産する、廃人のようにのめり込んで推し活をしてしまうだろう…と分かっていたんです。

だから次見る時は立ち直れない経験をしたら、、、どうしても辛くなったら、生きる活力を貰いたくなったら、と心に決めていたのですがその時が今年来ました。
今年のはじめに私の命よりも大事で愛するノラガミが無事完結し、円満に物語は終わりました。

それとともに来る喪失感。大事な友人を失ったかのような苦しさで私生活も全てがお先真っ暗。どうしようもなくなった私は救いを求めるかのように、ありとあらゆる作品に触れて傷を埋めようとしました。その時に思い出したのが、「刀剣乱舞」です。


本丸運営も勿論そうですが、ミュージカルやステをもう一度観よう。そう思い立ち、仕事の研修で東京に向かう夜行バスの中で二作品目の幕末、そして翌日の夜(研修日一日目)にはつはものを見るなど、全くもって研修に身を注がずにずぶずぶと刀ミュに再熱したわけでございます。

刀ミュももちろんですが、本丸に帰ることが今は本当に楽しくて、毎日ハッピーに生きています。結局ノラガミで空いた穴はノラガミでしか埋められないと結論に至りましたが、楽しみは多い方がいいですからね。なんぼあっても困りませんからね。これからはより一層頭のおかしい審神者としてゴリラ目指して生きていきます~


待ってろよ〜広島~~~~(広島が当たった人)


とりとめのない記事になったけど、ここまで読んでくれたあなたへありがとう!

うちの資材それぞれ四万くらい持って行っていーよ!




加州 「それだけはやめてお願い。……何言ってんのまじで」




〜完〜

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