ミュージカル ヘタリア「A tender Word」初日感想

モイ~てんぐです。

ミュージカル ヘタリア「A tender Word」初日観劇してきました。今日はその感想文になります。


※最初だけネタバレなしで語ります

※後半からは好き放題いいます。

※驚異の一万字になりました。長いです。かいつまんで読んでね。


この記事で初めててんぐを知る人も居るかもしれないので、自己紹介させてください。


改めまして、てんぐです。北欧が大好きで、特に鯨兄弟が大好きな北欧っ子です。普段はこうしてとりとめのないブログを書いたり、二次創作をして推しキャラを愛でています。

ヘタクラ歴は大体13年目くらいで、ヘタミュを実際に生で観劇したのは前作が初です。


他の方が書かれる感想文のほうが圧倒的に内容があるし、台詞等よく覚えていてより正確かと思います。私の書く文章は急にかしこまったり、ゆるくなったり、オタク構文が酷いかと思うので、正直いって読みにくいです。御了承いただける方のみお読みいただければと思います。


てことで、感想文書き殴っていくよ~!


の前に、前作「The glorious World」の感想文を紹介しておきます↓

生ではじめてヘタミュを観た新鮮な人間の感想です。多分これ読むとより今回の記事が面白い……かも?


まず、あれかな北欧大好き人間てんぐの奇行について書いていこうかな。

えっとですね。今回、初日を迎えるにあたって緊張しすぎて、初日公演の前日つまり8日は朝四時に起きました!楽しみすぎて、不安も期待も全部大きくてこれには自分もびっくり。


8日は仕事だったんだけど、4時に起きたにもかかわらず一日中眠くなかったよ。

それでね、退勤した後にまず何をしたのかっていうとまず薬局で睡眠薬買いました。

はい、睡眠薬です。てんぐあるあるなんだけど、楽しいことがある前日ってとにかく寝られないんですよ。もう楽しみすぎてハイになっちゃって当日ぐったりすることがありまして。

先日も別ジャンルですが、刀ミュを観劇しに行く前夜、一晩中眠れなくて魘されて体おかしいなってなって朝起きたら38.2℃出てました。(ちなみにちゃんと下がっていけたよ)


ヘタミュの初日は足がもげようが何が起ころうが、這いつくばってでも行く。その一心で、とにかく寝られるようにと睡眠薬を買った訳です。


そんで、帰宅して次にしたことはグッズをいれるケースをリボンで可愛くデコってですね、ジャージに着替えて日課のランニングをこなしました。

睡眠不足で体だるかったけど、身体を無理やり疲れさそう!って思って必死に走り込みまして、終わりまして帰宅しますと次は筋トレが待ってるわけです。

で筋トレして体が疲れた後は銭湯にいって、小一時間湯船に浸かり、晩御飯を食べ、薬を決め込み寝ました。ただあの、怖いことに薬飲んでるのに、途中二回は起きたよ。てんぐの体って一体どうなってんのかな。


ってな感じで、全力でコンディションを整え迎えた当日。

開演までにグッズを開封し、ことどとく推し(ノルウェー、アイスランド)が出なくて同行してもらってた友人と交換したりなんやかんやしているうちに会場入りをしました。


まず会場入った瞬間、さきに舞台セットを観た友人が「ドリフのセットみたい!めっちゃ可愛い!!!!みて!はやくみて!」って言われまして、まセット見ますやんか。


腰抜けた(冗談抜きで)


今回のセットまじで可愛い。いやほんまに可愛い。これからこのセットで北欧がわ~ってでるのかって思うと本当に嬉しくて、あ~ついに北欧がでるんだなぁって思ったよね。

それで、まぁ発狂しながらご用意いただいた席に座ったんですけども……


今回の初演のチケットですね。あのなんとノルウェー役新納直さんのファンクラブ先行でご用意いただきました \ヨイショ/ っていうのもヘタミュホームページの最速先行で初演は当たらなくて。でも一回当たらなかったからといって行かないという選択肢はなかったので、キャストさんのFCに入ればいいのではないか?という考えにより当時開設したての新納さんのFCに入り無事にご用意いただきました。ありがとう新納直(さん)。


座席が発表されるのは、公演二日前。スマチケというアプリから見ますと、一階席。


 

さらに詳しく座席を見るとなんと前から十数列目の通路側。

初めて見る北欧、初めて見るヘタミュ初演、初めて入った役者さんのFCでこんないい席ご用意いただいていいのだろうかとそういう気持ちでいっぱいでした。

そもそもチケットの申し込みってFC入らなくても、プレリクとか一般とかいっぱいあるわけです。ただ早くとれたという気持ちになりたくて、若干やけくそで入ったようなFC、これから皆が演じる北欧を好きになれるかも分からないのに、ここまでする必要あるかなって思ってたんですが、あの時の私は間違っていなかった。

観た後、入ってよかったなと思ったし新納さん演じるミュのノルウェーが大好きになりました。こんないい席を用意してくれて新納さん本当にありがとう。


始まる前はもう気が気でなくて動悸や息切れが絶えなくて、手も震えてきて友人と互いに手を握りながら緊張するね~~って開演を待ちました。


で、ごめんね前説が信じられないくらい長くなりましたが、ここでやっと感想入ります。


えーとまずネタバレなしで語るとですね、

・キャスト全員凄く可愛かった

・舞台セットがおとぎ話みたいに可愛くてワクワクした

・とにかく可愛い

・鯨兄弟好きは覚悟しろ

・フィン好きは覚悟しろ

・油断するな気をつけろ泣くぞ

とにかく可愛い

・北欧が生きていた

・「幸せ」をテーマに今ままでとは全く違う新しいヘタミュだった

・過去一幸せと可愛いが詰まった作品だった

・とにかく舞台上で息するもの存在するもの全てが!とてつもなく可愛かった!!!!!!!



くらいですかね。この可愛いには色んな意味が込められているけど、それは各々感じてください。

ハイッこっから一気に好き勝手言いますので、ネタバレ踏みたくない人は観劇後またこちらでお会いしましょう。モイモイ~~ 

(バレ踏まないために記念のグッズ写真でくぎるようにするね。ほい。スーさんだけチケット無いかなぴ。今度はゲットするぞい)







こっからネタバレしていくぜーーーーー!!!!


もう本当に素敵な作品だった。これしか言えないこれに尽きる。

キャストのみんなが事前特番やインタビュー記事で「幸せをお届けできたら」とは言っていたけど、こんなにも大きな幸せを貰えるなんて思ってもみなかった。特大の幸せを浴びた。


一番冒頭ではイタリア、中国、イギリス、アメリカで四人で歌うシーンがあってそれがすごく安心感あったなぁ。それでCメロの歌詞が「これは~四人のハモリの歌」って歌いだしてさ笑っちゃったよ。しかも安定に滅茶苦茶上手いし。


それでなんやかんやあって北欧に会いに行こう!ってなって北欧会議のシーンに切り替わるんやけど、まず、最初に北欧が出てきた時本当に嬉しくて感動してボロ泣きしちゃったんだ。彼らが動いているそこに立っているだけで大感動だった。

皆がドア(国境と私は解釈した)を越えて、皆ワーワー言いながら登場するじゃん。

震えた。友人とお手手握りあって興奮を抑えでもしないとやっていけなかった。

なんか、なんだろうセットを始めてみた時は「可愛い」って感想したか生まれなかったけど、今振り返ると、あまりにも童話や絵本の世界、もしくはディズニーぽいから白雪姫の七人の小人みたいで、北欧5があまりにも妖精で本当に可愛くてかわいくて仕方が無かったよ。好きだよ(急な告白)


もうね最初の頃何言ってたかセリフ覚えてない。デンが北欧会議はじめっぺ〜!って言ってたのは辛うじて覚えてるんやけど。

わーみんなこんな声してるんだ、可愛い可愛いなぁ、ああそういう感じなんだぁ~って思えば思う程、涙が滝のように出た。

多分今回の会場で一番発狂してたの私な気がする。(近隣にお座りの方には視覚的に大変うるさくして申し訳なかった。この場で謝らせてください。必死に口にタオルを当てて押さえたけど、それでも……本当にうるさくして申し訳なかったです)


それからみんながわーわー言ってるんだけど、ノルちゃんだけセリフなくて、いつ喋るんだろう……いつ声を聞かせてくれるんだろうって思ってみてたな。

多分登場した時に喋っていたとは思うんだけど、アドレナリンでそれどころじゃなくて、聞き逃したかも。

それでみんなが色んなお話をしていくうちに、ああそうだ、北欧ってこんなに温かい人達だった。だから私は好きになったんだって思い出してきて。なんだろうな……暖かくて大切で大好きで。みんなが好きな北欧が全て詰まってるなって思った。


デンマークはもうとにかく元気はつらつでこころ動くし、動きすぎて横転してたし、なんだかんだリーダーに合ってるし、

スーさんは威圧感が凄いけど中の人が楽しい人だからめちゃくちゃ自由に動くし、……いやホントに自由だったな……

フィンランドはずっとハイテンションで可愛いし、かと思えばしっとりとしたお芝居をこなしていくし……一目目見てミュの五人が大好きになった。

ノルとアイスは激重長文で語っていくのでここでは省略するとして……


ノルちゃんが話した時、ノルちゃんが動いたとき、毎分毎秒新鮮だった。ああ、ミュのノルちゃんはこんな風に笑うんだなぁってこんな風にお話してこんな風に皆と関わってこんな風に弟を大事にしているんだなって思った。それがとても心地よかった。


私は今までに人の創作物を拝見したり、はたまたコスプレをして自分で絵を描いたり小説を書いたり、同人誌まで出したりして、自分なりの北欧、鯨兄弟を考えてきました。


それでも今日見た五人は全く新しいようで、でもいままで見て来た五人のようでとにかく新鮮でした。


特に、イタリア(有名人)が北欧に来た時の皆の盛り上がり方とかが新鮮だった。

なんというか今までてんぐは五人のことを一切田舎ぽいって思ったことが無くて、可愛くてかっこよくて、優しくて、お洒落なお兄さんたちって印象が強かったので(幻覚きつめに推しすぎでは)

「イタリア~!?あの有名人のイタリア!?」「有名人だー!わ~~!すごーーい!」ってなってる皆がかなり、、、かなぁあああり田舎くさくて!!!(いい意味で)例えるなら、ダーツの旅で村に訪れたカメラマンに「おめさん東京から来たんだべな」のテンションすぎて感動した。


北欧が実際に存在してるなら、こんな風に田舎感あるのかもって一つ発見でした。



❄ミュノル感想コーナー❄

そんで本題のノルちゃんなんだけど、話し方がアニメノルに近いものを感じて、役作りでアニメみたりしたのかなって思ったよ。柔らかくて優しい感じ。方言も徹底してやってる感じがした。

でも歌うと発声法が違うからか、そこは声のトーンとかも変わっててそれも新鮮だった。

こうどうしても引き合いに出すようで申し訳ないんだけど(悪く言いたいわけじゃないそう感じ取れたらごめん)

アニメノルの岩崎征実さんは多分もの凄く器用な方でノルちゃんの妖精さんで不思議な感じとか、でもちゃんとみんなのこと(主にアイス)みてるお兄さんな雰囲気が強くいんだよね。歌声もひたすらファンシ~でいつものノルウェーが歌ったらこうだよね、ノルウェーは歌っててもノルウェーだね、聴いてたら眠くなっちゃうな~~みたいな、いわば話すときと歌う時と全く同じテンション感がアニメノル!って印象だったんだけど、


ミュのノルちゃんは話してる時と歌ってる時が(やっぱり発声法が違うからか)雰囲気が違うので、見てて楽しかった。なんかその未熟だねとか、もっとアニメみたいにできないのかとかそいうのを言いたいんじゃなくてだな(きつい言葉つかってごめん勘違いされたらいやなのではっきり言語化させていただいた)


もっと歌ってるところ聴きたいな~って不思議と思わせられた。それってすごいことじゃない?なんか神秘的でなんか温かくてよく分からないけど、もっと知りたい、もっと聴きたいっていつも思わせられるそれが北欧。そういう演技や歌い方を出来る役者さんがノルウェーを演じられて嬉しいし、そんな気持ちにさせてくれたノルウェーはじめ新キャスト達に私は3京贈呈したい。


喋ってるところや台詞とか表情に集中しすぎて肝心の歌声の記憶がかなり朧気なんだけど、なんだろう、歌うことが楽しそうなノルウェーって凄い新鮮だった。

これはお芝居してる時もそうなんだけど、ミュのノルちゃんはシリアスシーン以外ずっと楽しそうだった。なんか、ふにゃーーーーんって笑い方してて可愛いなぁってオペグラ越しに悶えてたよ。

(当社比あくまでてんぐんの解釈)原作のノルちゃんはいつも無表情だけど、結構ツボ浅い感じで特にあんこに関してはちょっと小馬鹿にしてて、アイスに関してはいつもお兄ちゃん風吹かしててさ、うちらモブが関わったら無反応というか、脱力感あるんだけど、なーんかよく見たら笑ってるな?よくみたら表情豊かだな?って感じのが原作ノルだと思ってまして。


でもミュノルはほんとにずっと楽しそうでふにゃんってしてる。ガチ笑いまでいかないけど、フィン君の笑ってる顔と似ている。優しい笑い方をしている。北欧のみんなと集まれてきっとすごく楽しいんだろうなと思った。

あとシリアスなシーン(アイスがいなくなるところ)ではずっと余裕がなくて、アイス!アイス!って余裕ない顔してたのも新鮮だった。ここまで人前で取り乱すノルちゃんは今まで思い描いてこなかったし、内心取り乱すけど表には出さないってイメージだったから、ミュならではのオリジナルストーリーだからこそ見れた景色だなって思った。


まあこんだけ言いましたけど、これはまだ初演だからあと五回演じれば変わるし、十回演じればもっと変わるし、大阪行く頃なんて原型ないのかもしれない。

歌も今日は緊張からか、少し声が震えていたシーンがあったので(厄介オタクでごめんあなたの勇姿の一つだから忘れられないのよ……悪く捉えないで)今からどんなふうに変わっていくかが凄く楽しみ。




❄ミュアイス感想コーナー❄

アイスはなんだろう、割かし予想通りの演じ方をしていた気もする。事前特番でキャストがそれぞれ自分のキャラについて語るシーンがあったんだけど、それを聞いてどんなふうに演じられるのかっていうのは予想してたんだよね。お顔とか言動とかSNSも拝見してきっと真面目なんだろうな~~っと思ってたので、動くアイス君をみて、うおお真面目!ってなった(語彙力)

あとクリスマス配信の時に滅茶苦茶緊張されてて、大丈夫かなとも思ってたけど、なんとなく雰囲気でアイス君ハマリ役かなとも感じてたので、実際に演じてるところみて凄い安心したし、しっくりきた。


最初の北欧会議でアイスが皆の紹介をしてくれるんだけど、デンマークの時、「ダン…じゃなくて、デンは~」って何回もいい直してて本当に可愛かった。そればっかりはとても可愛かった。もえたぎった。


それであのノルちゃんの紹介の時なんだけど、「この人はノルウエー(中略 少し言いにくそうに)僕の兄だ」って言ってくれてこれでまたボロボロ泣いちゃった。今作の中で一番最初の兄だ……って噛み締めた。今回のストーリーを事前に予想するにあたり、恐らくお兄ちゃんの回はくるだろうなと予想はしてたのでこんな風に吉谷アレンジ砲をくらうとは思わなかった。

劇中何度か兄呼びがあったので、今度行くときはメモ取ろうかな。何回言ってるんだろう……気になる。


あとミュノル然り、ミュアイスも良く笑ってた印象ある。

これもまたまた当社比てんぐの個人の感想で申し訳ないんだけど、原作アイスってノルちゃん以上にツンツンしてるから、なんかない限り、笑わないんだよね。常にツンッてしててその表情をいかに崩して笑顔にするかを北欧の兄貴たちは目論む日々なので、ミュアイスのニコニコは新鮮だった。


別に機嫌が悪いわけじゃないんだけど、なんか歳のアレとか兄とのアレでずっと困り眉で「なに?」ってほんのちょっぴり警戒モードなので、(実際は警戒してるわけじゃなくて心を開きまくってる、でも見られたくない、知られたくないだけ)そういう警戒モードがとけてる感じのアイスは可愛かったな。素直だった凄く。素直で、長江くんの言ってた不器用さんが凄くよくわかった。それでいて、うーんアイスもっとつっけんどんしてもいいんじゃ……って思った矢先にDNA鑑定パートだったのですごい上手いこと事が流れていくなと感じました。

冒頭はイタリアにあえてすごく嬉しかったからこそ、ニコニコしてたんだと思う。


特に印象残ってるのが、兄弟じゃないかもしれないって悩んだときに、回想みたいなシーンでアイスの語りが入りつつ、センターの椅子にアイスが座ってそれを他の四人が囲んで「アイス」って各々いつもの優しい感じで名前を呼んであげるんだけど、アイスは苦しそうな顔をして僕はもしかしたら北欧じゃない、弟じゃないかもしれないって向けられた矢印に背を向けててぐっときました。

原作やアニメだと、DNAやってみたら本当に弟だったよ~お兄ちゃんっていう約束したべ?って酒場みたいなとこで和気あいあいと話してかなりゆる~くお兄ちゃんを言わせる回になってたので、今回はお兄ちゃんを言わせる云々よりも、本当の兄弟かどうかで悩むって言う描き方がまさにミュージカルだし、そういう葛藤をこうして広げてくれて新しい見方ができたのが凄く嬉しかった。


この島に僕と同じ奴は一人もいなかったから始まって、歌の歌詞には「恨んだこともあった」(うろ覚えかもごめん)とかなり強めに過去を切り出して、自分は本当に弟なのか、やっぱり似ていないのか、、と落ち込む彼がどうにもいじらしくて、弟(アイスランド)してんな~~~ってなった。


あと茶化してきたイギリスに「似てるか似てないかはっきり言って!!!!!」lってかなりデカボイスで言ってておもろかった。ヘタミュのああいう瞬間に名前を付けたい。アイス君もキレキャラに参入ということなのだろうか。



🐋兄弟シーンについて🐋


もうこれは言い出したら正直キリがないので、完結に書くよう努めます。

まず最初に北欧会議が終わって、アイスが帰るやりとり。

アイス「僕そろそろ帰るから」

ノル「もう帰んのけ」

アイス「僕の家だけ遠いの知ってるだろ」

ノル「おれん家泊まってくべ?」

アイス「いい。帰るから!」

ノル「なら送ってくべ!」(二人ではける

うん、あの死ぬかと思った。ここだけ異様に台詞の覚えがいい笑

送ってく!?!?送ってくとかありなの!?!?!?!?!?!?って脳みそやききれたわ。あとあの、なんだろな自分がもし同じようなシチュを書くとしてノルがアイスに「送ってく」っていわせるにしてもこんな甘々にならないのよね。これぞ人と人が芝居してる醍醐味だなと思った。ミュノルかなりかわいい度が高くて、弟のがしっかりしてそうな感じおもろい。


北欧アンケートでそれぞれ散らばった時、

アイスにつきまとうノル

アイス「なんでついてくるの!もうついてこないで!」

ノル「お兄ちゃんだからだべ」(むっちゃうる覚え多分ちがう)

アイス臭いを嗅ぐ

アイス「なんかさっきから魚臭いんだけど」

ノル背中に背負っていた鮭を取り出してどや顔

(ここも台詞あったけど忘れた)

アイス「なんでそんなの持ってきてるの!」

てブチ切れて鮭を奪い取ってノルを思いっ切りはたく鮭は多分どっかに投げた


アイスの沸点低くて本当に可愛いくない?あとあのあっ、ガチで殴るんだ、、、っていうのにびっくりした。歳も歳だから、こづくとかじゃなくガチ殴りのアイス。思春期で可愛い



謎の怪人(北欧の神?)にアイスが囚われるシーン

アイス「やめてこないで、お兄ちゃん!お兄ちゃん!!助けてお兄ちゃん!」

って叫んでて心臓死ぬかと思った。結構悲壮感あって、あ、弟がガチでノルを呼んでるって思うともうあの悲しくて辛くて、、、、。オペグラで定点してたから反応遅れたんだけど、後ろでノルがやってきて、痛めつけられてる気が付いたときしんどかった。ノルちゃん痛めつけられる演技が上手すぎでは。




DNA鑑定がすんで、先にその書類を手にしたノルとアイスが再開するシーン

アイス「お兄ちゃん!!!!」(飛び上がり起きる)

ノル「夢でもみてんけ?」

デン「今お兄ちゃんって!」

アイス「いやこれは、、オニイチャンっていうお茶のことで(ごにょごにょ)」

(中略)

ノルが手にする鑑定書に気が付くアイス

アイス「それ!!」

ノル「イギリスさから受け取って、中身はみでない」(凄く優しい顔で)

ノルから鑑定書をうけとる

アイス「………あわあわわあわあ」(日本があわあわ阿波踊りした時と似たリアクション)

デン「あわわしか言わなくなったべ??」

皆が見守る中、思わず落とした鑑定書を拾うノル(ここが凄く優しい手つき)

ノル「………あわあわわわわ」(アイスと同じリアクションで)

デン「二人とも同じ顔になったべ」

鑑定の結果、兄弟であることが判明。思わず抱き合う二人。


ここのシーンがもうすごく可愛くて愛おしくて号泣だったよ。多分あのシーンで号泣してたの私だけだったよ。自分しか鼻すすってなかった(極力ハンカチで食い止めてたけどうるさかったらごめん)

ここで気になるのがミュノルってもしかしてイギリスのこと「イギリスさん」って呼んでる?それとも「イギリスさ(方言的な)」って呼んでる??死活問題なのでこれだけ早く配信で聞き返したい。


あと、あの鑑定書を拾うノルが本当の本当に優しい手つきでそれがもうひたすらに愛おしてくて、ミュノルのいっこ大好きになったところは、弟をはじめ、接し方や物の扱い方が凄く優しいところなんだよね。みててほっとする。

俳優さん本人と混同して申し訳ないけど、事前特番の時も前田さんがボックス持って読みづらそうだったから手を添えてあげて、さりげなく回収して机に戻してたんだよね。きっと新納さん本人が優しい人なんだろうなと思った。好!

あと詳しい台詞忘れたけど、クリスマスの用意するときに原作と同じセリフでてきて大喜びしちゃった。

フィンランドが企画して

スウェーデンが作って

デンマークが売って

ノルウェーが茶々をいれて~のやつ

手元の原作とかアニメとか見返したけど、ちょっとどこかわらなくて申し訳ない。多分間違えてるよね、北欧が家具を作ると・・・みたいなやつです。

ここで、ノルちゃんが「あんこやかましい」っていってアイスが「意味わかんない」って言って滅茶苦茶感動した。近頃はもうヘタミュが完成されすぎてて、原作に無い話、いわば完全オリジナルスーリーでそれにアドリブも入ってくるから原作に台詞の言い回しとか滅多に浴びることが無くて、それもあってすごく喜んじゃったよ。好き。





ここまで推しのここ好きポイントしか話してないことに今更気が付いたので、まとめに入る前に全体の総括するね。

吉谷さんが今だからこそできる作品、って仰ってたけど、本当にそうだなとしみじみ感じた。今までみてきたヘタミュの中でも群を抜いて、柔らかくて温かくてでもちょっぴり寒くて。すごく幸せを感じた。

アメリカとイギリス、日本と中国、ドイツとプロイセン、兄弟じゃないけどフランスとイギリス。いろんな主役がいて色んな兄弟愛、仲間愛の形が描かれてきたけど、新キャストが入ったことによってそのどれとも違うお話で、本当にほっこりした。可愛くて愛おしい彼らに拍手を。


あとてんぐは個人的に生成AIアレルギーなんだけど、お話の中で(AIが主軸になることはなかったけど)ちょいちょいアメリカのワードとかに入ってたので裏テーマみたいなのもあるのかなと感じた。

アメリカの「こんな時代だからこそ一人一人と向き合うことが大事だって思ったんだ」が今作の全部が詰まってるなと感じたし、自分の私生活を勝手にリンクさせて泣いた。癒されてほしいっていう作り手の想いがじんと伝わってきた。


あと最後のフィンがアメリカと洞窟でお話するシーンがすごい印象的でした。なんか、今だからこそできる作品ってのが本当に身に染みた。

ずっと突っ走ってきたアメリカが、こんな風に誰かに寄り添われるシーンってあまりなかった気がする。イギリスとのナンバーワンお兄ちゃんなシーンはいくらかあって、そこはすごく優しかったんだけど、こんなにゆっくり誰かと話したのって本当に久しぶりなんじゃないかなって。

お芝居として、フィンが「誰かとご飯を食べると美味しいし、お腹も満たされるし、心も満たされます」(これもめっちゃうろおぼえごめん))って語り掛けながら、凍えるアメリカの手を優しく何度も何度も摩ってあげてて、なんだかその光景が凄く優しくて温かくて、これはフィンランドにしかできないことなのかなって思ったし、すごくいいシーンで大好きだった。

あとすっごい良いシーンだけど、冷静に考えたらアドリブマシンのメリカと新人フィンって並べたら水と油すぎるよね。初演だからだと思うけど、アメリカ(りゅうこさん)なりにまじで新人を優しく育ててあげようとしてるのかなと思いました。

なにせ前作でアドリブ最長回を浴びましたので……あれに比べたら今日なんて全然だと思う。




閑話休題(もうそろそろ終わるからね



キービジュアルの時には分からかったミュの北欧が知れて嬉しい。動くからこそ見えてくる世界ってある。

それは例えば、アニメとかだと作画監督やアニメーターが話し合って絵を動かしてアニメーションになって、色がついて、音が付いて、声優さんが声で表現してくれてやっと見えるものだけど、こうして2.5次元っていう世界で、脚本、演出、美術、衣装、音響、全ての力を借りて、お芝居をしてくれてその一挙手一投足が毎秒私の中の北欧が更新してくれる。

舞台だからこそ分かるものがあって、やっぱりお芝居っていいものだなって実感しました。



私ね、ヘタリアハマってかれこれ13年なんですよ。のるちゃんの魅力に取り憑かれて13年。ヘタミュを応援して10年。まさに悲願の北欧だった。

ヘタリアがミュージカル化するよ!って発表されて、当時高校生だった長江崚行くんが主演に選ばれて、初演でフィンランド(パネルだけど)が出て、いつかフィンランドだけでも出るかな出てくれるよねって夢見てた。それが今日叶った。

しかもこんなに素晴らしい形で。本当に嬉しくてたまらない。こんなに素晴らしいものをいただいていいのだろうか。


今でも夢みたいと言うか、冗談みたいというか、とにかく信じられないんだよね。北欧がミュージカルに出てくれるなんて。当時初演をみてイタリアちゃんに感動した中学生の私に北欧が出るよって言っても信じてくれないと思う。


今回一緒にに同行してくれた友人は、前回の記事でも話した通りヘタミュで席が隣になって話しかけてくれた人なんだけどね、今思えば


友人(当時はまだ席が隣になっただけの人)「誰推しですか?」って最初に聞かれて、てんぐ「えっと、、、(北欧が一番好きだけど、今作は出てないから、、)箱推しです」って答えたんだよね。それで、原作だと誰が好き?ってなって「北欧です!とくにノルウェーとアイスが好きで……」って話したの。話しながらいつか北欧もミュージカルにでたらいいな、そんなことあり得ないけど……って思ったのよく覚えてる。


あれも伏線だったのかな。その後話しかけてくれた人とは仲良くなって友達になって応援上映会とかインテとか一緒に行ったりして……すごく素敵な友人をヘタミュはプレゼントしてくれて……それも感謝してるんだよね。ヘタリアっていつもそう、気が付いたら新しい世界を見せてくれる。

中学生の頃一緒に北欧の絵を描いたり、朗読して遊んでた同級生とかもそうだし、私が小説を書けば誰かが読んでくれたり、感想をくれたり、イベント参加したら会いに来てくれたり、いっつもヘタリアのおかげで誰かと仲良く出来てる気がする。ヘタリア偉大過ぎるな。まじで人生背負ってんな。(勝手背負わせないでもろて)




話戻すけれど……

初演って私達ファンにとってもすごい大切で重要なんだけど、役者さんやスタッフさんにとってもそれは変わらないと思うのね。

特にフィンラド役の棟方さんは初舞台なのもあって、(もちろん他のキャスにとっても重要な日だけど)今日を一生忘れないだろうからせめてもの思いで最高の観客でいようと、思いっきり泣いて思いっきり笑って、思いっきり拍手したけど、あんなもんじゃ足りなかったかもしれない。届いているといいのだけど。


とにかく今までヘタミュを作り上げてきた人々、今回ヘタミュに携わった人、ここまで引っ張ってきてくれたイタリア役の長江くんに感謝の意を伝えたい。

こんなにも素晴らしい光景を見せてくれてありがとう。この初演を観劇したのはたったの三時間三十分程度。これからの人生、絶望しながら苦しみながら、たまに笑いながら、六十年くらいは生きると思う。

私の人生の中でたったの三時間三十分だけど、この三時間は何にも代えがたい三時間三十分でした。人生の中で一番幸せな時間でした。これは本当にいくら考えを巡らせても変わらない。人生で最も幸福な瞬間でした。千秋楽も行くというのにもう死んでもいいって思ってます。


とにかく幸せな作品だった。ヘタリアが気になってる人、ヘタリアを知らない人、ミュージカルに触れてこなかった人、お芝居が苦手な人、お芝居が大好きな人、ヘタミュが好きな人、皆に観てもらいたい。


北欧好きな方で、2.5はなぁと謙遜してる方を見かけた。想像と違っていたらどうしよう、全く違う北欧だったらどうしようって言ってるのをみてその気持ち死ぬほど分かるってなった。

過去に別作品で原作ありきのお芝居で、脚本が改変されて号泣しながら帰った経験があるのでめちゃくちゃ分かる、怖いよねってなった。


‎私とて人間だしかれこれ6年くらい鯨兄弟で小説書き続けてるから、軽い解釈違いというか、こんなふうには絶対表現しないっていうポリシーみたいなのがって、今作みててこういう動かせ方を自分の鯨はしないなってシーンはいくらかあった。

だけどそれは自分がずっと見続けてた彼らも、他の人が見れば自分とは異なる見方になるのは当然の事なんだなと受け入れられる気がした。


だってこの舞台はこんなにも幸せなのだから。


それに演出家や役者さんなりに見つけたものを、解釈違いって一蹴りするのは暴力的かなーと思うこともあって、既に全肯定botになりつつあってしんどいです。沼これが沼。こんなこと言っておきながら解釈違いって言葉はやっぱり便利で使いたくなるんだけどね。



ともかく。幸せだった本当に幸せだった。

見ている時ずーーーと毎日コレ見たいなーって思ってた。仕事やめて全部捨ててこれが見れたらなと思ってた。


何よりこんなに幸せな空間を毎秒逃さずに見届けて作り上げられるキャストさんとスタッフさんみんなが羨ましくなってきてついには謎感情まで生まれたよ。



ともかく、ここまで長い間読んでくれたあなたへ。読んでくれてありがとう。

実をいうとまだまだ書きたいことがあるので第二弾書こうかなと思ってます。今回みたいなだらだら語る記事じゃなくて、ここ好きポイント集みたいな感じで書きます。

気が向いたときにでも見ていってくださるととても嬉しいです。


この先、劇場でお会いすることもあるかもしれません。はたまたどこかで私が紡いだ彼らとお目に触れるかもしれません。その時はどうかよろしくお願いします。




Takk!

常套句

知ることは死ぬこと

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